難解な知見を解説する場面で、自分のことばでできるだけ話すように努めています。
とてもむずかしいので、まだまだ修行中です。
学生のみんなから意見を発表してもらう時も、できるだけ「自分のことばを使ってね」と伝えています。
オリジナルで発せられた言葉や表現は響きが異なります。
なめらかに発せられる時はやはり心地よく感心しますが、そうでない場合も貴重です。
搾り出すようだったり、荒削りだったりすると、発話者本人は大変そうですが、敷衍できる可能性があって、エコーのように残ります。
「敷衍待ち」のような何かを、その後、一緒に雑談できると、「ことばが開いていく」ような感覚をおぼえます。
そういう過程に立ち会えた時、双方向・多方向型講義が愉しくてやめられません。
写真は、レジェンドRuth Bader Ginsburg 連邦最高裁判事 のマグカップ。
米国在住の姉が、オンライン授業の時に使うようにプレゼントしてくれたもの。
Speak in your own voice!!